古今東西、一宿一飯。

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寺田本家の発芽玄米酒「むすひ」が忘れられない…

こんにちは。さこりです。

本日27日、仕事納め(宣言)。

 

ちょっとした仕事は

少しだけありますが

明日からは本を読むぞ〜

 

さて、今読んでいる本は、

先日のトークイベントを受けて

こちらを。

寺田本家の23代目の方が書かれたものです。

(トークに出られたのは24代目だから先代の方)

 

傾いた酒蔵の再生、

まったく新しい日本酒づくりへの挑戦のドキュメンタリー

これが生き生きと書かれていてワクワクします。

ページを繰る手が止まらない!

 

ちなみに、本のなかにも出てくるのだけど

寺田本家の「むすひ」という

発芽玄米酒をイベントで飲んだのだけど

これが忘れられないのです。

火入れをしてない生酒で、

かつ、発酵力の強い玄米を使っているので

出荷後も酵母が生きていて発酵・熟成が進むのです。

 

だから、出荷後も味が変化する…というのは

一般的な日本酒の常識からすると

良しとされないのだけど、

生命力が強いお酒だからこそだろう、

なんて許してしまえる不思議。

 

酸味が強く、独特の味わいで、

(こんな日本酒飲んだことない)

発酵してるから炭酸ガスが含まれていて

シュワっとした口当たりがまた良し。

香りも豊かで、飲んだあともしばらく

口腔内にふわりと余韻がのこるほど。

 

寺田さんは、「酒は百薬の長」という

ことわざを本当に実現する日本酒を

作りたいと奮闘された人。

読んでいると、

「おいしい日本酒が飲みたい〜」と

うずうずしてくるのだけど、

残念ながら近所のスーパーでは

目ぼしいものが見つからなくて。

 

年明け、東京に戻ったら

さっそく「むすひ」を注文しなければ〜と

思ったのでした。

 

ちなみに

寺田本家の代表的な日本酒「五人娘」も

これまでに飲んだことのない味だった。

どっしりと力強い。

これを熱燗にしちゃうと、やっぱりもったいないのかな〜