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古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

お気に入りの本「心の社会(The Society of Mind)」

こんにちは、shulinkです。

 

早速、この本の紹介をしたいと思います。

まずは、著者の経歴はこちらを参照

して頂くとして。

マービン・ミンスキー - Wikipedia

そして、著者は、昨年1/24に亡くなりました。

普段は、著名人の死亡記事を読んでも、

なんとも思わないんだけど、この日は、

しばし茫然としていました。

唯一、この人のような仕事をしてみたいと

思ったので。

大学院生の時、アメリカ留学(この話はいずれ・・)

していたことがあって、その時に、著者にメール

を送って、ボストンのマサチューセッツ工科大学

まで講義を聴きに行ったこともありました。

 

さて、本の内容ですが、

「心はどうはたらくのか?」

という問題に対する回答が述べられています。

 

まず、著者は、

心とは「1つひとつは心を持たない小さなエージェント

たちが集まってできた社会」と提示します。

ここで、エージェントという言葉が専門用語的ですが、

例えば、

 ・赤いものを見ると活性化するエージェント

 ・丸いものを見ると活性化するエージェント

があった時、リンゴやトマトを見た時には、

心の中で、この2つのエージェントが活性化して

いるけど、大根やきゅうりを見た時には活性化

していないと考えて頂ければ、分かり易いかなと

思います。

 

エージェントが、心の断片を構成しているように、

この本も、270あまりの節が寄り集まって、

お互いに関連し合って、小さなアイデアをたくさん

集めた社会の形になっています。

 

だから、心とは、何か中心となるものがあるわけ

でもないし、ここからがはじまりというものが

あるわけでもないという考え方です。

 

著者は、人工知能の研究をしていたので、

心を機械で実現することを考えてきました。

だから、

「人間の心は果たして機械か?」という、

問い掛けをするのですが、

その問いに対し、

著者は、「YES」と答え、さらに、

「どのような種類の機械なのか?」

という問題を考えるべきだと提案しています。

そうすることで、自分自身がどのような不思議な

力を持っているのか?を考えることができると。

COOLな考え方だな~と思いました。

 

例えば、赤ちゃんや小さな子どもは、

満足して微笑んでいたのに、突然、

おなかがすいたと泣き出すことがあるが、

これは、心を構成するエージェントたちが、

切り離された独立したものなので、気分が

突然変化するように見えると考えられる。

そして、おとなは、教育や文化によって、

気分や態度を突然変化させないように学習

していくのだが、心の中では、エージェント

たちが、社会のようにお互いに関係を作って

いくのだと説明しています。これが成長過程で

起こることだと。

 

ボクは、本を読んだ時、

「一瞬にして、脳ミソの色んな部分がつながった!」

という感覚になることがありますが、

この本で初めて、そういう感覚になりました。

 

これからも、この本を読んで、

自分の心を見つめる手掛かりを

集めていきたいです。

 

では、また~