こんにちは、shulinkです。
スピッツの「運命の人」という曲を考察してみました。
「愛はコンビニでも買えるけど・・・」
のあたりの歌い方が飄々としていて、いいですね。
このデフレの時代、あらゆるモノに値段が付いて、
それがどんどん安くなっている。
愛も、ありふれた商品になってしまった。
そんな時代でも、ふたりで探す時間さえ共有できれば、
それでいいんじゃないか。
「無料(ただ)のユートピア」というのは、
生活費が無料(ただ)で安楽に暮らせる社会です。
誰かに決められた価値観に従い、お上品に生きる。
ただ、ほんのちょっと自由は制限させてもらいますよと言われる社会です。
それが、みんなが平和に暮らす為の方法なのですから。
ユートピア=理想郷と
多くの人が誤解していると思います。
トマス・モアの『ユートピア』は、
理想という意味ではなくて、「どこにもない(nowhere)」という意味
で書かれた空想小説です。
衣食住や医療が国家により十分に提供され、決められた労働をすれば、お金
を使わずに、安心して暮らせる社会を描いています。ただ、その社会を維持
するために、人間の自由をかなり制限した超管理社会でもあるのです。
むしろ、ジョージ・オーウェルの『1984年』に近い社会なのです。
だから、この「偉大な獣」は、そんな窮屈なものには敬意は払わないよ。
「汚れた靴で通り過ぎるのさ〜」なのです。
人間は、いつからスカウターを手放せなくなったのか?
もちろん、ここでは比喩的に書いてます。
スカウターについては、以下の記事も読んでみてください。
現代人は、
ただ単に、ハイテク機器に依存しているだけではなくて、
実物よりも情報の方を重視している傾向にあります。
そして、肉眼で世界を見ることができなくなってしまったのではないか?
さらに、誰かのお墨付きがなければ、価値判断ができなくなっている。
本当は、当たり前なんだけど、自分の生き方は
「自力で見つけよう」と決意することから始める必要があるのでしょう。
もっともっと自分の脳ミソをフル回転させて!
誰かに笑われても、バカにされても、
「恥ずかしくても まるでダメでも かっこつけて行く」
お利口にならずに、這いつくばって、
無闇やたらに動き回っていくしかないと思ってます。
では、また〜