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国立科学博物館の特別展「人体―神秘への挑戦―」

こんにちは、shulinkです。

 

6/10(日)に、

品川のホテル朝食ブッフェでたらふく食べた後、

上野公園内の国立科学博物館

先週まで開催されていた、

特別展「人体―神秘への挑戦―」を見てきました。

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最初、科学博物館に着いたら、長蛇の列で、

さらに特別展が混雑のため、入場規制しているとのこと。

2時間半待ちと係員に案内されたので、

それまでの間、仕方なく常設展を見て回りました。

でも、科学博物館には初めて来たので、常設展も

案外面白く、見る時間も足りないくらいでした。

この入場規制するという対応は良かったです。

 

以下、常設展で面白かったもの。

江戸時代の科学技術のコーナーにて

万年時計

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コンピュータの歴史のコーナーにて

真空管式計数型電子計算機FUJIC(1956年)

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日本で最初に稼働した電子計算機

もっと古いものでは、

九元連立方程式求解機(1944年)

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九つの未知数(元)の連立方程式を解くことができる

計算機です。機織り機みたいにバタバタと上下しながら

計算します。

ちなみに、計算機というのはコンピュータの日本語訳

ですが、この頃のコンピュータは、本当に数値の計算

をするだけですが、現在のコンピュータは記号や文字、

画像などの多様なデータを扱う機械なので、計算機と

いう言い方は誤解の元ですね。

 

零式艦上戦闘機ゼロ戦

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そして、いよいよ特別展「人体―神秘への挑戦―」です。

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展示内容は、ルネサンス時代から続く、人体の解剖や

その模型作りの歴史を辿っています。

また、人体と他の動物の標本を比較展示もあって、

自分の身体って、こういうもので作られているのかと、

とりあえず目で見て分かるけど、なかなか実感はできないです。

ただ、消化器系の胃腸がこんなに長いのかーというのは、

知識としては知っているけど、実際に見ると、やはり驚きです。

それと、こういうのを見ていると、学校の理科室を思い出します。

 

それから、人体の「ネットワークシンフォニー」

というコーナーでは、暗い部屋を体内に見立てて、

人体内のメッセージ物質が伝達される様子を音と光

で表現していました。

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この部屋の壁には、メッセージ物質とそれが臓器間で

情報のやりとりしている内容を説明するパネルが何枚

か貼ってありました。

例えば、すい臓から放出される、インスリンという

メッセージ物質(ホルモン)は、「血糖値が高い」

というメッセージを別の臓器に伝えます。筋肉が

受け取ると糖分を吸収して血糖値を下げる働きを

して、脳が受け取ると記憶力がアップするらしいです。

こういうメッセージが体中でやりとりされているので、

脳が中枢となって、身体をコントロールするという

イメージではないのだという主張ですね。

ただ、この血糖値レベルのことなら分かるけど、

「疲れた」とか「若さを保って」というメッセージ物質

があるというのは疑問ですね。こういう展示のために、

分かり易くしていると思うのですが、何か別の表現は

なかったのかなとも思います。

 

あと、最近、人体の常在菌が、健康を左右するという話を

聞いて、そういう微生物に関する展示も見てみたいですね。

 

では、また~