古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

ユーラシア大陸を行き交うロシア料理

こんにちは、shulinkです。

 

本日は節分。

節分とは「季節を分ける」ことも意味していて、

江戸時代以降は特に立春(毎年2/4頃)の前日

を指す場合が多いそうです。

子供の頃は、福豆(煎り大豆)を

年齢の数だけ食べるとか、豆撒きとかしましたね~

 

先日、さこりさんとロシア料理を食べてきました。

isshukuippan.hatenablog.jp

どれも、美味しくて、

しかも、こってり(バターとかサワークリームとか)

だったので、大満足でした~

最初のブリヌイは、もちもち感がいいですね。

マッシュルームのつぼ焼きクリーム煮が、

以前に食べたものに比べ、さらに濃厚でした。

ピロシキは焼きピロシキだったので、

揚げピロシキも食べたかったですが。

そして、楽しみにしていた、キエフ風カツレツ!

バターが溶け出してくるのを期待していたので、

ちょっと残念でしたが、これはこれで美味しい~

バターがたっぷり入ったマッシュポテトをお肉で

包んだ、贅沢なコロッケでした。

 

さて、そんなロシア料理の思い出に浸りながら、

「ロシアのパンとお菓子」という本を読みました。

内容は、ロシアの粉ものレシピですが、

著者は、ロシアを中心にユーラシア大陸

周辺の国々にホームステイや旅行しながら、

料理の研究をしている人なので、現地での

実体験や地元の人の生活習慣などの話も

入っていて、面白かったですね~

 

ロシア国民の大半ではないと思いますが、

良い習慣、文化として、

ダーチャ(菜園付きのセカンドハウス)を

持っている人々は、そこで、

「手間を惜しまず、手間を楽しみ」

自分で作った、季節の野菜や果物で料理し、

肉は夏にはあまり食べず、秋・冬に食べ、

自然に沿った生き方をするそうです。

 

それから、気になったレシピは・・・

 

・そば粉のブリヌイ(ロシアのクレープ)

 小麦粉の代わりに、そば粉を使う。

 

・アラージ(ロシアのホットケーキ)

 ブリヌイと同じ食材を使い、

 牛乳の量を減らし、厚めに焼く。

 

・黒パン(ライ麦パン)

 酸味がくせになって、大好きなんですが、

 イースト菌ではなくサワードウが使われるので、

 酸味ができるそうです。

 この本では、ライ麦粉から自分で発酵種を作る

 方法を紹介していました。

 

・ハチャプリというチーズパンがうまそう~

 生地にヨーグルト、具にフェタチーズを使ってるぅ!

 大好きな食材ばかりなので、作ってみたいです。

 

ロシアで植物油といえば、ひまわり油だそうで、

少しこってりとした感じだけど、慣れると

そのコクがやみつきになるそうです。

そういえば、最近、アヒージョに凝っている、

さこりさんに研究して頂きたいですね。

具ではなく、オイルの方を変えたら、どうなるか?

isshukuippan.hatenablog.jp

 

ところで、ロシアの北方では、

主にライ麦、そば粉、豚を食べ、

南方では、

小麦や羊を食べるそうです。

ボルシチは、元々ウクライナの伝統料理だし、

シャシリクという肉の串焼きは、中東あたりの

ケバブが起源だそうで、

周辺の食文化をうまく取り入れて、発展して

いったんですね~

それは、多様な民族が広大なユーラシア大陸

を行き交ったから、できたものだと思います。

 

行き交うといえば、

先月、こんなニュースがありました。

中国東部の都市、浙江省義烏市を出発した、

貨物列車が約1万2000キロを18日間かけて

英国ロンドン東部のバーキング駅に到着した。

英仏海峡トンネルを通って英国に入る前は、

カザフスタン、ロシア、ベラルーシポーランド

ドイツ、ベルギーとフランスを通過した。

これにより、海上輸送に比べ半分程度の日数になり、

鉄道物流が活発化するだろうとのこと。

 

これからも、お互いに、欲しいモノや良い文化

を交換しながら発展していけたらいいですね。

 

さてさて、もうしばらくすると、春ですね。

いつも食べ過ぎてしまいますが、これからは、

節度を持って、分をわきまえていきたいなと

前向きに考えております・・・

 

では、また~