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クリスマス・ファースト(6)四谷三丁目のチェコ料理「だあしゑんか」

こんにちは、shulinkです。

 

先日、四谷三丁目の

チェコ料理屋さん「だあしゑんか」

で食べてきました。

 

店内は、こじんまりとして、

チェコ色をぎゅっと凝縮したような感じです。

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店内の壁の本棚には、チェコの絵本や、

東欧諸国の旅行や食に関する本がいっぱいで、

食事中も読むことができます。

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まずは、ホットワイン(赤)

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シナモン、カルダモン、クローブ等の

スパイスが入っていて、温まります。

これ、いいです。今度、作ってみよう〜

 

それから、さこりさんは普通のビールです。

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ですが、ビール好きのさこりさんが、

もっと詳しく書いて欲しいとの注文が。。。

お店のメニューによると、

チェコは、一人当たりビール消費量世界一であり、

また、この国で1842年に誕生した黄金色の

ビールが普通のビールとなり、現在世界中で広く

飲まれています。

この原型となった銘柄「ピルスナー・ウルケル」

を、このお店では樽生の適温6℃で出しています。

さこりさんの感想「うまいっ!」

 

お通しの人参の酢漬け

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チェコ風テリーヌ(トラチェンカ)の前菜盛り

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トラチェンカ(豚白モツのゼリー寄せ)、

カマンベールチーズのマリネ、ザワークラウト

チェコ風ポテトサラダはピクルスの漬け汁と

ワインビネガーで和えてあるので酸味が美味しいです。

 

本日のスープ

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ザワークラウトと豚肉、ソーセージが入った、

ハンガリー風のスープという説明でした。

 

さて、お次は粉ものです。

 

トピンキ

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揚げ焼きしたライ麦パンに生ニンニクをすりこんだ、

チェコ風ガーリックトーストです。

 

ブランボラーク

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じゃがいもをすり下ろして焼いた、

チェコ風パンケーキです。

お好み焼きに似てます。

これは、焼きシイタケとチェダーチーズが入ってます。

 

続きまして、チェコの代表的な料理です。

 

ビール煮込みのグラーシュ

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牛肉と玉ねぎをじっくり煮込んだスパイシーな

シチューで、左上のクネドリーキにつけて食べました。

クネドリーキとは、パン種を発酵させて焼かずに

そのまま茹でた、チェコの伝統的なパンです。

ふわふわしているようで、どっしりとした食感で、

例えるなら、蒸しパンと団子を足して2で割った

ような、おもしろい味でした。

 

このお店は、各国(主に東欧)の薬草酒なるもの

が飲めました。

 

ウニクムをストレートで

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苦味の強いハンガリーの薬草酒で、

体に良さそう〜と思うくらい、苦い!

チェイサー(お水)は絶対必要でした。

 

さて、薬草酒で体の調子もよくなったところで、

お肉の連続です。

 

ジーゼック&ポテトサラダ

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豚肉をたたいて薄く延ばしたチェコ風トンカツで、

極細パン粉でカラッと揚がっています。

食感だけなら、越前国で食べた、ヨーロッパ軒の

ソーストンカツに似ています。

 

isshukuippan.hatenablog.jp

 

 

ウトペネツ

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白ソーセージのピクルスです。

 

モラビアローストポーク

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スパイスの効いた「豚の角煮」で、

チェコ東部の名物料理です。

豚の角煮よりも、歯ごたえがあり、味も濃厚でした。

 

そして、最後にデザートです。

ダークチェリーのブブラニ

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ダークチェリーを埋め込んだ、

ふんわっとした食感のチェコスロバキア

伝統ケーキです。

しっとりした中にも、パサパサ感が特徴的でした。

 

店名の「だあしゑんか」は、

チェコの国民的作家カレル・チャペック

世界的ベストセラー「ダーシェンカ」から

とったそうです。

別のチャペック作の「ロボット」は読んだこと

あるんですが、、、

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ここまで、クリスマスがほぼ関係ないですが、

チェコの冬の名物料理は楽しみました)

 

このチャペック作「ロボット」は、

機械文明が人類を幸福にするかということを

テーマにしています。

宗教が人類を救済することができるか?

と似ているかなと思いましたもので。

でも、チェコ料理はボクたちを幸せにしました。

確実に実体のあるものはいいですね。

 

では、また〜