古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

『この世界の片隅に』を観て思ったこと

こんにちは。さこりです。

 

この週末、テアトル新宿

片渕須直監督の『この世界の片隅に』を観てきました。

 

予告編の… 

www.youtube.com

戦時中に生きる主人公のすずさんが

道端の草花を摘んで刻んで、

楽しそうに料理している絵を観て、

そこに流れた広島弁のセリフ…

 

なんでも使うて、

暮らし続けにゃならんのですけぇ、

うちらは。

 

この言葉を聞いて、

「絶対観に行く!」と決めました。

 

結果、大正解。

絵も美しく、本当に良い映画だった。

終盤は涙止まらず。。

岡田斗司夫氏は、ニコ動の番組で

「泣いちゃダメだ」と言ってたけれど

  

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舞台は戦時中の広島。

となれば、最後に訪れるのは…

それは誰もが想像する通り。

 

どんなに大変な状況下でも足元の日々は続くし、

いろいろに折り合いつけて、

日常を続けていかないといけないし。

悲しくて悲しくて、

とてもやりきれなくても、それでもお腹は減るし。

 

随所に出てきた「食卓」の場面は

今生きていて、これからも生きたい、

その当たり前の願いの象徴に思えた。

 

すずさんは、

ぼんやり、のんびり、

どこか頼りないキャラクター。

だけど、ままならない日々にあっても

「食卓」を楽しみながら守る(料理する)姿は

ほんとうに頼もしくて

にじみでる強さを感じたのでした。

 

ほんとに強い人は、強がる必要がないんだろうねぇ。

 

 

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この映画のことは、まだ飲み込めてないから

もう少し反芻して考えたいな。

なんども考えたい作品に出会えてうれしい。

 

思いついたらまた書きます◎