古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

あの満喫をなぞって

朝の腹を満たす霜降り肉

焼き立てパンにじゅわっとバターがしみ込む

誰もいない私だけの部屋で聞こえた言葉は

「美味しい」

 

夢の中で見えたゴハンのこと

けだるい朝、チーズと、並ぶ肉が二つ

最後のお菓子が口に入って消えたら

それを合図に

 

いつも通りの朝に

いつもどおりのメシのうまさ

思わず目を逸らしてしまったのは

あーあ、どうやったって忘れられない高カロリー

今もずっと響いてるから

 

あー夜も食べて夢の先へ

辿り着きたい満喫へ

本当に?あの肉が、本当に?って今も

不安になってしまうけどきっと

あー今も食べて明日も食べて

お肉だけの場所へ

もうちょっと

どうか変わらないで

もうちょっと

昨日からの重さ

でもお菓子も食べているよ

 

誰も知らない

私だけの夜

待ち焦がれていたお肉をむさぼる

口の中でじゅわっと今つながる様に開く満喫

君とここでほらあの肉をなぞる

 

見上げた空を風見鶏が今照り焼きチキン

あーそうずっとこのポークのために

そうきっとほら二つのビーフが今重なり合う

 

あー夜の中で君と二人

飲み過ぎた夜に

大丈夫体重はきっと大丈夫落ちる

あの日飲んだ夜も

あー今も飲んで明日も飲んで

また出会えたお酒

もうちょっと

どうか終わらないで

もうちょっとほら最後のお酒が今

私を包む

ほろ酔いの夜に響いた

「ういぃ~」