古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

スイーツ&サンドウィッチビュッフェ「チーズの国のクリスマス」@ホテルニューオータニ幕張

こんにちは、shulinkです。

 

先週の日曜に、ホテルニューオータニ幕張にて、

スイーツ&サンドウィッチビュッフェを食べてきました。

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JR京葉線で、「夢の国」を通り過ぎて、「チーズの国」へ!

 

ホテルの玄関を入ると、大きなクリスマスツリー

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最初に、ビュッフェ台を見て回ります。

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大きなチーズの樽の中に入ったパスタがあります。

サンドウィッチもいっぱい~

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そして、そして、スイーツもいっぱいで、夢が膨らみます。

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このビュッフェ、「チーズの国のクリスマス」と銘打っているだけあって、

チーズを使った料理がいっぱい~

 

まずは、サラダから食べて、

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チーズとポテトのロールサンドウィッチも

 

サンドウィッチ各種

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和風ライスロール、エビフライサンドウィッチ、

昔懐かしナポリタンサンドウィッチ、ベーグルのサンドウィッチ

 

トマトエッググラタン チーズツリー

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トマトソースをたっぷりとかけたパスタ、

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フライドポテトの2種チーズがけ、チーズとろけるオムライス

 

そして、アリゴですっ!

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アリゴとは、マッシュポテトとチーズを練り上げた、フランスの郷土料理。

焼いた野菜にアリゴを好きなだけかけて~

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ココナッツカレー

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フレンチトーストとパンケーキ

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ハニーバターをたっぷりのせて~

 

さらに、サンドウィッチとパン

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たまごサンド、ジューシーチキンサンドウィッチ

 

ローストビーフに、アリゴをたっぷりかけて~ 

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そして、そして、おケーキたち!

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ベイクドチーズケーキ、ストロベリータルト、スフレフロマージュ

ナポレオンパイ、ムースフロマージュ、いちごのカップケーキ、

マスカルポーネロール、ストロベリーショートケーキ

 

さらに、スイーツ全種類食べるために、

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いちごパンナコッタ、アーモンドミルクプリン、マンダリンゼリー、

ピスタチオマカロン、ホワイトミルクブレッド、チョコレートプリン

 

気に入ったケーキをもう一度

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最後は、慎ましやかに、

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ピスタチオマカロンとマンダリンゼリー

 

久々のビュッフェ、大・満・喫です~

「チーズの国」にも夢がたくさん詰まっていました。

 

では、また~

 

武蔵小杉の「じねんじょ庵」で自然薯料理を満喫~

こんにちは、shulinkです。

 

忘年会のシーズンですが、

「忘年会の案内状~欠席に〇をつーけた~」

最近は、会社の飲み会は出席しません。

だって、居酒屋のコース料理だと美味しいものが少ないから。

そもそも、あの雰囲気が好きじゃない。

タバコの煙と盛り上がらないといけない空気、かと言って、

本音で話せるわけでもなく、、、大人は大変ですね~

 

さて、本日、武蔵小杉の「じねんじょ庵」で食べてきました。

このお店、お蕎麦屋さんでもあり、自然薯料理も名物です。

 

まずは、乾杯~

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凍結キウイサワー:凍らせたキウイがタワーになってます。

インスタ映えしてます。あ、これは昨年の流行語か。。。

でも、しっかりキウイが味わえて、美味しかったです。

キウイが全部グラスに沈むまでドキドキですが。

 

名物の、自然薯の生とろ

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自然薯の中でも最も粘りの強い「純薯(じゅんしょ)」という品種を

皮ごとすり下ろしたものです。

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お餅のような食感で、粘り気があって、大好きな味です。

 

出汁巻きならぬ、出汁掛け玉子

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ふわとろ自然薯のお好み焼

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すりおろした自然薯が入っていて、ふわとろというより、

ぷるっぷるとした食感が美味しかったです。

 

そして、冬限定メニューの「自然薯鍋」

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醤油味の国産牛もつ鍋に、

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皮ごとすりおろした自然薯とろろをふんだんに投入します。

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まろやかになった自然薯をスープと一緒に食べるのも美味しいです。

鍋の最後には、シメの「つけ蕎麦」

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蕎麦に自然薯とろろの出汁が絡まって、うまかったぁ~

大好きな自然薯の色んな料理を食べれたし、ネバネバした食べ物で

健康になった気分です。

 

ちなみに、居酒屋としては珍しく禁煙だったし、

店内は木材を使った、落ち着いた雰囲気が良かったです。

 

ところで、本日12/14は赤穂浪士討ち入りの日、

昔は、この時期になると、忠臣蔵のドラマをよく観てましたが、

最近は放映されなくなりました。

この事件の発端は、元禄14年(1701年)、浅野内匠頭江戸城松之大廊下で

吉良上野介に斬りかかったことによる。江戸幕府の第五代将軍徳川綱吉は、

当時の武士の常識であった喧嘩両成敗ではなく、浅野だけを切腹とし、吉良

にはお咎めなしとしました。この処分は、武断政治から文治政治への転換の

象徴だと思います。「生類憐みの令」もこの流れで見るべきで、武士の古い

常識を変える試みであり、法による平和な社会を目指したのです。

現代に当てはめてみると、何が古い常識なのだろう?

自分の生活を、会社とか組織本位に考えることかなと思います。

それを少しずつ自分本位にするために、自分の食べたいものを食べたい時に

心地よい場所で食べようと思います。

 

では、また~

 

アフタヌーンティーをカスタマイズ(1)銀座のパン屋「セントル」~日本橋三越の「ジュリスティールームス」

こんにちは、shulinkです。

 

ホテルでのアフタヌーンティーが大好きなのですが、

いつも何か物足りないものを感じていました。

その1つは、量が少ないこと。

最初のサンドイッチをもっと食べたい!とか、

最後のケーキも心ゆくまで味わいたい!とか。

なので、今回、色々組み合わせて、自分で

アフタヌーンティーをカスタマイズしてみました。

 

まずは、最初のサンドイッチを食べるために、

銀座の食パン専門店「セントル ザ・ベーカリー」

(CENTRE THE BAKERY)に行きました。

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このお店、いつも行列で、カフェで食べるのも食パンを買うだけでも

常に並んでいるそうです。先月のとある日曜に行ったのですが、11時

から並び始めて、30分ほど待って、お店に入れました。

 

サンドイッチだけのつもりでしたが、

食パン専門店なので、トースト3種食べ比べを注文

まずは、自分でトースターを選び、テーブルの上に持ってきます。

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自分の好みで食パンを焼けるというサービスです。

こういうタイプのトースターを使うのは初めてなのでドキドキ~

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食パンは、角食パン、ブルマン、イギリス食パンの3種類です。

バターも3種類あって、フランスのエシレバターがあるっ! 

食パンがやってきました。

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ジャムやはちみつ、ヘーゼルナッツバターもつけ放題!

角食パンは、焼かずにそのまま生がおすすめということで、そのまま食べました。

残りの2枚は軽くトーストして、

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焼けたら、このポンっと出てくるのがいいですね~

憧れのアメリカンライフって感じです。

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食パン専門店だけあって、ほんとパンだけでも美味しかったです。

 

続いて、たまごサンドイッチを食べました。

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食パンの耳もついてきて、ボリューム満点~

食パンが美味しいので、シンプルな味付けがよく合います。

 

そして、さらにフレンチトーストも注文しちゃいました。

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フッカフカでジュワッジュワでカリッカリ~

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濃厚な甘さが美味しかったぁ~

 

けっこう、お腹いっぱいになったのですが、まだアフタヌーンティー

前半しか終わっていません。この後、スコーンを食べて、ケーキを食べない

といけません。というわけで、

銀座の食パン屋「セントル」を後にして、中央通りをてくてく歩いて、

日本橋高島屋に立ち寄った後、日本橋三越へ行きました。

三越でお店を見て回った後、夕方頃、

「ジュリスティールームス」に入りました。

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クリームティーを注文

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スコーンにクロテッドクリーム&ストロベリージャムをたっぷりのせて~

本場英国のスコーンのように大きくてサックサクが美味しいです。

それから、トラディショナルなケーキを3つも注文~

ガトーモカ

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ヴィクトリアサンドウィッチケーキ

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キャロットケーキ

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どれも英国らしいケーキで美味しかったです。

特にキャロットケーキは初めて食べましたが、スパイスが効いていて、

甘いだけじゃないのがお気に入りです。

 

もう大・満・喫でしたぁ~

当初の、お腹いっぱい食べるという目的は達成できました。

これからも、色んなアフタヌーンティーのカスタマイズを

探求していきます。

 

では、また~

 

新宿の中華料理「全聚徳(ゼンシュトク)」で北京ダックを満喫~

こんにちは、shulinkです。

 

今月の肉の日は、先日行った、

新宿の高級中華料理「全聚徳(ゼンシュトク)」の報告です。

ここで、本格的な北京ダックを食べました。

 

注文したのは、鴨三喫コース(北京ダック三種の味わいコース)

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テーブルが既に高級感が漂ってます。

まずは、10年物の紹興酒で乾杯~

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とろりとした甘味がうまかったぁ~

 

前菜六種盛り合わせ

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家鴨のスープ

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海老の香味唐揚

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そして、遂にやってきました、北京ダックです!どっす~ん!

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このコースのメイン、「北京ダック三種の味わい」です。

まずは、ダック一羽から僅かしか取れない極上の胸部分の皮です。

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この極上の胸部分の皮に砂糖をまぶして食べます。

最初、砂糖をまぶして甘くして食べるということに抵抗がありましたが、

これがもう絶品でしたぁ~

それから、料理人が目の前で捌いて、皮付きの肉をどんどん切ってくれます。

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その次に、別の方が、皮付きの肉と白ねぎを一緒に荷葉餅 (薄い皮)

で巻いて、作ってくれます。至れり尽くせりです。

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はい、出来上がり~

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パリパリの皮付きのジューシーな肉に、

甜麺醤(甘味噌)がタップリついていて、うまいっ!

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さらに、蒸しパンで挟んだ北京ダックをハンバーガー状にして食べます。

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これも食べ応えがあって、うまかったぁ~

 

続いて、老北京水餃子

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分厚い皮が本場感ありです。

 

きしめんのような、固めの麺入りスープ

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デザートの盛り合わせ

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コースはこれで終わりで、味も上品でだいぶ満足しましたが、

量も上品で、もう少し食べたかったので、

追加で、杏仁豆腐と、

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胡麻団子を注文しました。

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今回も、いいお肉だったなぁ~

 

ちなみに、このお店の本店は、中国で一番の北京ダックの老舗「全聚徳」で、

140年以上の歴史があるそうです。

この本店は、外交でもよく使われ、

中国元総理周恩来アメリカ元国務長官ヘンリー・キッシンジャーの会食も、

ここで行なわれたそうです。

世界の権力者たちの会食では、どんなメニューが出たのか気になるところです。

 

では、また~

 

映画『プラハのモーツァルト〜誘惑のマスカレード』を観て考えたこと

こんにちは、shulinkです。

 

だいぶ前のことですが、今年1月に下高井戸シネマで、

映画『プラハモーツァルト〜誘惑のマスカレード』を観てきました。

 

この映画は天才音楽家モーツァルトの生誕260年を記念して製作されたもので、

オペラ『ドン・ジョヴァンニ』のメイキングを骨格にした創作です。

 

物語は、プラハで大ヒットしている、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚

の一場面、その後の、貴族たちの食事会にて、モーツァルトについて噂している

ところから始まります。この食事シーンで、テーブルの上に、食べ物のカスか何

かがやたらと落ちているのが気になった。貴族たちはモーツァルトを呼び寄せる

ことになるが、その中で男爵がモーツァルトに敵意を表していく。また、オペラ

フィガロの結婚』の役に抜擢された、ヒロインの若手歌手をめぐり、モーツァ

ルトと男爵が対立していく。ヒロインは、モーツァルトが新作オペラを作曲する

のを手伝う過程で妻帯者である彼に惹かれていく。男爵に迫られるヒロインを救

いたいモーツァルトは不倫することになった。最後は、モーツァルトが徹夜で楽

譜を書き上げ、なかったはずの序曲を完成し、徹夜明けのまま、モーツァルト

身の指揮による初演を迎えて終わる。

 

当時のオペラの観客はみんな貴族でカツラを被っていた。これはネクタイのよう

なものなのか?また、男爵の使用人たちも働いている時はカツラを被っていて、

寝る時は脱いでいた。

使用人たちの食事シーンでは、数人でテーブルを囲んで、肉の塊を分け合ってい

たが、そんなに豪華なものを食べているのかが気になりました。

不倫は、当時でも、当時のヨーロッパだからこそ大問題だった。モーツァルト

天才だから、それくらい許されるとは思わないけど、そんな個人的なことを周囲

が糾弾するのは窮屈な社会だと思う。時代が下るにつれ、窮屈さは増しているよ

うな気がするけど。。。

だから「ボッデーフィールイグジットッ(Body Feels EXIT)」

みんな、解放されたがっているんじゃないでしょうか?

 

モーツァルトが徹夜で楽譜を書いている時、彼の妻が作家の編集者のように楽譜

をチェックし、流れ作業で、その楽譜を別の数人がかりで手書きで複写している

シーンが印象的でした。この18世紀末は既に印刷機があったけど、すぐにコピー

できる代物じゃなかったようです。オペラ開演の直前にできたばかりの楽譜を配

って、まだインクが乾いていない状態というのは、実話なのか?緊張感を出すた

めの演出なのか?は分かりません。

 

モーツァルトの伝記を読むと、

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多くの手紙をやりとりしていたり、モーツァルト自身の筆による詳細な自作目録と

いうものがあって、天才に似つかわしくない几帳面さが興味深いです。このような

記録があるからこそ、今に伝わっているわけですが。

また、モーツァルトは幼少時より演奏会や就職口を探すためにヨーロッパ中を旅行

していたことについても、いずれ調査したいと思います。

 

では、また~

 

『隷属なき道~AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』を読んで考えたこと

こんにちは、shulinkです。

 

勤労感謝の日にちなんで、

『隷属なき道~AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』を

読んで考えたことを書きます。

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本書によると、1930年に「2030年には労働時間が週15時間になる」と

英国の経済学者ケインズが予測したそうです。増え過ぎた余暇が人類に

とって、最大の問題になると。

働くことより遊ぶ方が難しい。それは古い価値観に縛られているから?

苦役の後にしか楽しみはないと思い込んでいるから?

「楽しいばかりじゃハリがない山も谷もない道じゃつまらない

ジェットコースターにならない」

なぜ楽しいだけじゃダメなのか?何か価値があることをしなくてはダメだと

いう強迫観念なのか?でも現代は供給過剰の時代なのだから、生産するより

消費することが求められているのだと思う。もし仕事でやることがあるとす

れば、それは生産性の向上、つまり、より少ない労働時間でより多くの成果

を上げること。ボクは、瞬間的に戦闘力を上げるタイプの企業戦士なので、

労働時間の短縮は大賛成ですが。

 

著者曰く「大きな政治、すなわち理想の社会を語ることが必要だ」

小手先の政策では、有権者に何もアピールできない。

しかし、人々の信念を変えることは難しい。それは非現実的だという批判

はその人が現実を変えたくないという気持ちの表明に過ぎない。今は突飛

なアイデアでもいつか常識となる時が来る。ただ、その時には多くの人に

世界に大きなショックが必要だろうと述べています。

著者は、ベーシックインカムはどれだけ効率的に多くの貧困者を救ってきた

かを様々な実証実験を取り上げて説明してます。ベーシックインカムは、全

員にお金を配るだけだから、審査や書類がほとんど要らない。確かに無駄な

間接部門を削減する点で良いように思える。しかし、国家への求心力は保た

れたままだ。これでは軍事国家や福祉国家と変わらず、民衆は国家からの圧

力を受けるのではないかと思う。

 

著者が引用した研究結果によると、

多くの人々が自分はくだらない仕事をしていると思っている。これは報酬が

高い人でも同様だ。価値を生み出していない間接部門(管理部門)でこの傾

向が強いのだろうと推測する。

仕事自体の価値について、著者が興味深い過去の事実(事件?)を例に取り

上げ説明していた。

1つは、1968年のニューヨークでのごみ収集業者のストライキにより、街は

ゴミで埋め尽くされ、1週間でストライキ側の勝利で終わったこと。

もう1つは、1970年のアイルランドで銀行が半年間営業停止(ストライキ

になっても大きな問題が起きなかったこと。なぜか?それは全国1万店以上

のパブが銀行代わりになり、それまで通り、お客が小切手で決済できたから。

人が銀行を必要としている以上に、銀行が人を必要としているのでないか。

本書で言及はなかったが、同様のことが1970年代のイスラエルでも起きた。

病院がストライキで休業した時、死亡者数が減少したそうだ。

ある仕事が重要かどうかは、その仕事がなくなって、本当に困る人がどれだ

けいるかによるのだと思う。不必要な仕事ほど、意味もなく重要性が叫ばれ、

拡声器を持っていて騒々しい。だから、公務員やマスコミはストライキしな

い方がいいんじゃないかな?と思いますよ。

 

ベーシックインカムというと、いきなり突飛な発想だけど、年金と似ている

と考えれば、ベーシックインカムも一部実現しているのでないか?と思う。

本書では、生活保護ベーシックインカムとの類似についての記述はあった

けど、年金については言及していなかった。現状の延長線上に未来があると

考えた方が多くの人々に受け入れられると思う。ただ、我々のベーシックイ

ンカム(年金)は年々支給年齢が上がって遠くになりにけり・・・だけど。

 

AI(人工知能)やロボットで仕事を失くす人たちは、本書では「中流」と表

現されていたけど、本当はホワイトカラーでオフィスワークしている人たち

が不要になっていくのだろう。IT化が進み、中間管理職が激減したように。

だから、ホワイトカラーの人たちは転職先を探すのではなく仕事しないで済

む生き方を探す必要があるかも?たいていの人は、そんなに仕事ができない

のだから、仕事が少なくなっていく時代において、仕事を獲得できるのは有

能な人だけだから。じゃー何をすればいいのか?というと、楽しめばいいん

じゃないでしょうか?美味しいもの食べて、旅をして、絶景に浸る。人間は

そういう浪費を得意とする種族ですから。

 

それから、著者は「国境の開放」は世界の貧困を一掃する最良の方法と提案

している。しかも、豊かな先進国は移民に労働市場を開放すれば富は増大す

るという研究結果もあるそうだ。それを阻んでいるのは、先進国の古い考え

に縛られた人たちだと主張する。しかし、移民が雇用を奪ったり、犯罪者や

テロリストになるという主張には証拠やデータの裏付けがない。アメリカで

は、9.11以降、国境の警備が強化されたことで反対に不法移民が祖国に帰れ

なくなっている。現状の、「America First」や英国EU離脱を考えると、

国境を開くというのは突飛なアイデアで受け入れがたいけど、古い考えを

少しずつ修正していく工夫が必要だと思う。でも、そう簡単にはいかない

ですよね。自国の自動車会社が外国資本に乗っ取られそうになったら阻止

しないといけないし、紅白歌合戦を観終わったら初詣に行かないといけな

いし。でも、GDP国内総生産)が成長していれば、自分も豊かになった

かも?というエリートたちが使うスカウターの数値は信用しないようにし

た方がいいと思います。

個人的には、国家という幻想、虚構(『サピエンス全史』の受け売りです)

からも、いつか解き放たれる時が来ることを願ってます。その時には、人

類は国家に頼らない、新しい段階に入っていくのでしょう。

移民は経済を活性化するだろうけど、受け入れた国の民衆は色々なプレッ

シャーを感じ、さらに頑張ることを強いられる気がする。せっかく、ベー

シックインカムをもらって、悠々自適に暮らしていけると思ったら、移民

と張り合わないといけなくなっちゃった・・・とか。

ところで、ボクはいつからベーシックインカムをもらえるのかな?

 

最後に、本書を読んで、ボクが、働くということを突き放して考えてみよう

と思ったのは、著者が引用している『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本の文章

に強く惹かれたから。この本は、介護人として世話をした患者たちの最後の日

々について語っています。その箇所を以下に引用します。

「最大の後悔は『他人が私に期待する人生ではなく、自分に正直に生きれば

よかった』というもので、2番目は『あんなに働かなければよかった』です。」

 

この3連休、仕事のことは忘れて、自分の人生について考えてみようと思いま

す。仕事のことを忘れるのは、毎日職場を出た瞬間からだけどね、あはは・・・

それにしても、3連休でも足りないですね。

増え過ぎた余暇はいつ実現するのかな~

 

では、また~

 

「野毛おでん」でほっこり、「酉十郎(とうじゅうろう)」で鶏水炊き鍋をふ~ふ~

こんにちは、shulinkです。

 

めっきり寒くなって、温かいものが食べたくなります。

というわけで、

先日、野毛にある「野毛おでん」に行ってきました。

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梅きゅう

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もずくが美味しい

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そして、おでん盛り合わせ

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大根、焼豆腐、ちくわ麩、玉子、さつま揚げ、はんぺん

大根は黒々として出汁がしっかりしみていますが、味は

そんなに濃くなくて美味しい~

追加注文で、

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こんにゃく、キャベツ巻、ふくろ、里芋、玉子

美味しいので、またまた追加で、たたみごぼうを注文~

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つみれ(鰯の団子)もイワシの味がしっかりで美味しい~

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最後に、再び食べたい、この黒々とした大根と焼豆腐と、

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すじぼこ(魚のすり身だけでなく骨や皮も合わせて作った、かまぼこ)は

昔よく食べられたそうですが、今では珍しい昭和の味。

シメは茶飯(出汁と醤油で炊いた、ごはん)

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おでんも滋味深く体がほっこり安らぐ美味しさでした~

 

さらに、こちらは別の日ですが、

「酉十郎(とうじゅうろう)」で鶏料理を食べてきました。

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出汁巻き玉子

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地鶏ころころ焼

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鶏ユッケは、とろろ芋がたっぷり~

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そして、熱々のお鍋が来ました~

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コラーゲンたっぷり、「赤鶏さつま」の白濁とり鍋(水炊き)

日本3大地鶏である鹿児島産「薩摩しゃも」のモモ肉、ムネ肉、

つくねが入ってます。

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地鶏の旨味が出た白濁スープが濃厚で、お肉も食べ応えがあり、

一気に体があったまりましたぁ~

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シメのうどんは細麺でスープがいい具合に絡まって、うまかったぁ~

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この「酉十郎」の近くには、こんなイルミネーションもあり、

華やかな気分になります。

冬は寒いですが、色んなものが自分を温かくしてくれるのが楽しいです。

 

では、また~