古今東西、一宿一飯。

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お気に入りの本「森の生活~ウォールデン」

こんにちは、shulinkです。

 

本日は、月末の金曜だけど、

いつの間にか、プレミアムフライデー

ほとんど話題にならなくなりましたね。

悲しい限りです。

本当は、政策的に決めるのではなくて、

もっと自然な形で休めるようになると

いいのですが・・・

 

人間は、いつから文明に浸った生活を

送るようになったのか?

もっと素朴な生活はできないものか?

そんなことを考えさせる本を紹介します。

 

本「森の生活~ウォールデン」

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真ん中にある、ポケットサイズの本は、

先日の記事で紹介した、アメリカの

ボストン近くの、コンコードという町で

買って来たものです。

isshukuippan.hatenablog.jp

 

ボクのお気に入りの本です。

愛読書というくらい、いつも手元に

置いて、読み返しています。

 

著者は、

ヘンリー・デイヴィッド・ソローHenry David Thoreau

という、19世紀のアメリカ合衆国の作家・思想家・詩人・

博物学者です。

原題は「WALDEN Or, Life in the Woods」

WALDENというのは、ボストン旅行記の記事でも書いた、

ウォールデン湖という、大きめの池のことです。

著者が、そのウォールデン湖のほとりに、

小さな家を自分で建てて、約2年独りで暮らした時の

記録をエッセイの形でまとめたものです。

エッセイというと、軽い感じですが、

思想書という方がふさわしいと思います。

 

この本との出会いは、

大学生の時、生協の本屋さんで、

ぶらぶらと、文庫本コーナーを立読みしていて、

たまたま手にとって、読んでみたら、

まさに探し求めていた言葉が書いてある!

と感じました。

 

ちなみに、学生時代、やたらと岩波文庫

買って集めていました。

なんとなく、格調高く、インテリっぽく

見えるので。完全に見栄ですね、あはは・・・

難しくて、今でもよく分からない本が

まだ本棚に眠ってます。

 

でも、この本は違って、書いてあることが

すぅーと自分の心に入っていくようでした。

自給自足の実践から得た、著者の知恵が、

自分の心を奮い立たせるということを

何度も経験してきました。

 

以下、本からの引用です。

「ひとは暗闇のなかでも自分自身を見失わないで

 いられるように、なるべく質素な身なりをして

 いるべきである。また、あらゆる点で簡素を

 旨とし、不測の事態にそなえて暮らしていれば、

 敵が町を占領しても、かの古代の哲学者のように、

 悠々と手ぶらで城門を出ていくことができる。」

 

まさに、こんな境地に達したいと思いながら、

生きてきましたが、まだまだ程遠い・・・

捨てられない本をいっぱい抱えて、部屋の片づけ

もできない分際ですし。

 

これからも、時々、こんな感じで引用しながら、

この本を紹介していきたいと思います。

 

では、また~