古今東西、一宿一飯。

古今東西の食べ物、料理を、その土地で味わいたい! 自分で作って食べてみたい!

ホテル朝食ビュッフェ(1)コンラッド東京

こんにちは、shulinkです。

 

最近、ホテル朝食ビュッフェに

よく行ってます。

 

これから長くシリーズになる予感です。

第1回目は、コンラッド東京のダイニング「セリーズ」です。

 

休日の朝の汐留オフィス街

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誰もいない場所が不思議な雰囲気です。

コンラッド東京の28Fへ向かいます。

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そして、いざ朝食ビュッフェ~

土曜の朝でしたが、それほど混雑していなくて、

すんなり入れました。

まずは、ビュッフェ台を調査していきます。

フルーツやサラダがキレイに並んでいます。

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ハムやチーズもいっぱい!

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ソーセージやスクランブルエッグなど温菜も

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パンもずら~りと

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ハード系のパンやベーグルもf:id:sakolishu:20180629072604j:plain

たくさんの料理が並んでいると気分が高揚します。

 

早速、食べていきます。

まずはフルーツ&サラダでお腹の調子を整えて

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温菜とチーズが7種類も!

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ホテル朝食ビュッフェに詳しい、

さこりさんによると、これだけチーズの

種類が多いのは珍しいそうです。

 

この「セリーズ」では、朝食ビュッフェとは別に

卵料理を一品注文するスタイル。

この日は3人で行ったので3品。

 

スクランブルエッグとトマトのタルティーヌ

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パンドカンパーニュの上に、バジル、モッツァレラ、

トマトものってます。

 

フレンチトースト

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アップルコンポートとメープルシロップ添え

 

そして、エッグベネディクト

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イングリッシュマフィンの上に、ハムとf:id:sakolishu:20180629072730j:plain

半熟たまごがとろ~りと

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さらに、オランデーズソースがかかってます。

 

お次は、ビュッフェのパンケーキやクロワッサン

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そして、生クリームをもりもり山盛りで盛り放題!

気分も最高潮です。

 

ヨーグルトのデザート

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最後は、ピンクグレープフルーツとヨーグルトでシメ

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さらに大好きなブルーチーズも添えて

 

朝から大・満・喫でした~

これからも色んなホテル朝食ビュッフェに

行くのが楽しみです。

 

では、また~

 

お豚さん大行進~

こんにちは、shulinkです。

 

本日は29日、そして月末の最終金曜日!

お肉の日×プレミアムフライデ~

奇跡のコラボです!

 

というわけで、最近食べた、

ゴーバル(GOBAR)のハムやソーセージ

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裏のラベルを見ると、豚肉の他には、

塩、砂糖、香辛料しか入っていません。

 

ハムはいつもの野菜煮に入れました。

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野菜はキャベツ、人参、じゃがいも、おかひじき

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ハムがキラキラしてます~

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味付けはしてないけど、ハムの味だけで

極上のスープになりました~

 

そして、ソーセージはズッキーニと焼きました。

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油はひかずに、ソーセージから出てくる

ラードだけで焼きました。

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余計な味付けはしなくても、うまいっ!

 

さらに、こちらは、

新宿の「らあめん満来」のチャーシュー麺

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どど~んとチャーシューがのってます~

 

豚肉が大量にやってきて、

大・満・喫でした~

 

では、また~

 

丸の内でロシア料理「ゴドノフ東京」

こんにちは、shulinkです。

 

世間では、ロシアのW杯で盛り上がって

いるようですが、サッカーというか、

スポーツ全般に興味がないもので・・・

W杯は1ヵ月くらい開催されていて、

その盛り上がりもオリンピックに匹敵

するそうです。今回初めて知りました。

でも、我々にはサーカスは不要なので、

パンを追究していきます。

 

というわけで、

先日、丸の内で食べたロシア料理の報告です。

訪れた「ゴドノフ東京」は、ロシアの老舗が

日本に初めて上陸したお店です。

 

まずは、ロシアのお酒で乾杯~

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スミノフブラックとネミロフクランベリー

 

オリビエサラダ

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ロシアで定番のサラダです。

りんご、ベーコン、生きゅうり、ピクルス、ビーツ、

グリーンピース、にんじん、じゃがいもが入ってます。

 

ブリンチキ(ブリヌイ=ロシアのサラダクレープ)

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クレープの生地にツナ、スメタナサワークリーム)、

スモークサーモン、鱒の卵、とびっこを自分でのせて

巻いて食べました。

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もっちもちで美味しい~

見た目も鮮やかで大好きです。

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ロシアでは婚礼などのお祝い事で出される料理です。

ちなみに、ロシアでは特にジューンブライドという

言い方はしないそうです。

 

エゾ鹿ソーセージとジャガイモのグラタン

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牛タンのボルシチスメタナ添え

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ビーツで赤く染まった、ロシア料理定番のスープです。

 

料理が美味しくて、お酒も進みます。

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ウサギと野菜のサワークリームソース

~パンの器に添えて

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淡白なウサギの肉と、ズッキーニ、玉ねぎの野菜を

クリームソースで煮込んでいて、香辛料が効いています。

 

ピロシキ4種

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・パイ生地で焼いた、卵とネギのピロシキ

・パイ生地で焼いた、マッシュポテトとキノコのピロシキ

・パン生地で焼いた、牛肉と玉ねぎのピロシキ

・パン生地で揚げた、豚肉と玉ねぎのカレーピロシキ

 

トマトチーズのロールキャベツ

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ロシアでは、ぶどうの葉っぱで巻かれていますが、

日本の味に合わせてキャベツが使われてます。

 

デザートは、シルニキ(シールニック)

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ロシアの家庭料理で、カッテージチーズをふんだんに使用した、

ホットケーキに似た揚げ菓子です。

フランボワーズソースの甘酸っぱさとシナモンの香りが

合わさって、この美味しさ、「半端ないって!」

 

ロシアといえば、

先週のニュースで、韓国大統領がロシア議会で演説して、

朝鮮半島が平和の時代を迎えていると強調した上で、

シベリア鉄道が韓国の釜山まで到達することを期待している」

と述べたそうです。

シベリア鉄道が延伸して朝鮮半島を縦断したら乗ってみたいです。

楽しみです。

6/12の米朝首脳会談が突破口になって、東アジア全体の

交流が活発化したらいいですね。

 

では、また~

 

国立科学博物館の特別展「人体―神秘への挑戦―」

こんにちは、shulinkです。

 

6/10(日)に、

品川のホテル朝食ブッフェでたらふく食べた後、

上野公園内の国立科学博物館

先週まで開催されていた、

特別展「人体―神秘への挑戦―」を見てきました。

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最初、科学博物館に着いたら、長蛇の列で、

さらに特別展が混雑のため、入場規制しているとのこと。

2時間半待ちと係員に案内されたので、

それまでの間、仕方なく常設展を見て回りました。

でも、科学博物館には初めて来たので、常設展も

案外面白く、見る時間も足りないくらいでした。

この入場規制するという対応は良かったです。

 

以下、常設展で面白かったもの。

江戸時代の科学技術のコーナーにて

万年時計

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コンピュータの歴史のコーナーにて

真空管式計数型電子計算機FUJIC(1956年)

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日本で最初に稼働した電子計算機

もっと古いものでは、

九元連立方程式求解機(1944年)

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九つの未知数(元)の連立方程式を解くことができる

計算機です。機織り機みたいにバタバタと上下しながら

計算します。

ちなみに、計算機というのはコンピュータの日本語訳

ですが、この頃のコンピュータは、本当に数値の計算

をするだけですが、現在のコンピュータは記号や文字、

画像などの多様なデータを扱う機械なので、計算機と

いう言い方は誤解の元ですね。

 

零式艦上戦闘機ゼロ戦

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そして、いよいよ特別展「人体―神秘への挑戦―」です。

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展示内容は、ルネサンス時代から続く、人体の解剖や

その模型作りの歴史を辿っています。

また、人体と他の動物の標本を比較展示もあって、

自分の身体って、こういうもので作られているのかと、

とりあえず目で見て分かるけど、なかなか実感はできないです。

ただ、消化器系の胃腸がこんなに長いのかーというのは、

知識としては知っているけど、実際に見ると、やはり驚きです。

それと、こういうのを見ていると、学校の理科室を思い出します。

 

それから、人体の「ネットワークシンフォニー」

というコーナーでは、暗い部屋を体内に見立てて、

人体内のメッセージ物質が伝達される様子を音と光

で表現していました。

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この部屋の壁には、メッセージ物質とそれが臓器間で

情報のやりとりしている内容を説明するパネルが何枚

か貼ってありました。

例えば、すい臓から放出される、インスリンという

メッセージ物質(ホルモン)は、「血糖値が高い」

というメッセージを別の臓器に伝えます。筋肉が

受け取ると糖分を吸収して血糖値を下げる働きを

して、脳が受け取ると記憶力がアップするらしいです。

こういうメッセージが体中でやりとりされているので、

脳が中枢となって、身体をコントロールするという

イメージではないのだという主張ですね。

ただ、この血糖値レベルのことなら分かるけど、

「疲れた」とか「若さを保って」というメッセージ物質

があるというのは疑問ですね。こういう展示のために、

分かり易くしていると思うのですが、何か別の表現は

なかったのかなとも思います。

 

あと、最近、人体の常在菌が、健康を左右するという話を

聞いて、そういう微生物に関する展示も見てみたいですね。

 

では、また~

 

上野アメ横で食べ歩き~

こんにちは、shulinkです。

 

本日21日は夏至です。

今年も半分終わりました。

 

先月、上野アメ横で食べ歩きしました。

 

まずは、フルーツから

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パイナップルと赤肉メロン

 

続いて、中華の屋台料理「天天楽」にて、

本場中国の軽食を色々食べました。

練り揚げパンと台湾腸詰ソーセージ

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鴨の脛(すね)

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手切り餅

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おかず系クレープのようで、うまかったぁ~

さて、お勘定は、ALIPAY(アリペイ、支付宝)

というモバイル決済ができるようです。

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スマホを持ってないボクは、

「じゃー支払いはこれで」ピッ、

とはできないので、現金で払いました。

さすが中国、進んでますね~

 

お次は、韓国のホットク

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中味は蜂蜜

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こちらはチーズです。

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この後、上野科学博物館の特別展「人体」

を見に行く予定だったけど、誘惑に負けて、

東上野コリアンタウンで焼肉~

 

isshukuippan.hatenablog.jp

 

さらに、焼肉だけでは飽き足らず、

ブリティッシュパブで飲み~

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シードルがなかったので、

今回はフランスのハーブ酒。

以前にも行ったことがあるパブです。

 

isshukuippan.hatenablog.jp

 

 

さらに、さらに、最後にスイーツ三昧~

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上野駅構内のお菓子屋さんで買って、

構内のイートインスペースで食べました。

もっとこういう場所があれば、お菓子の売り上げアップ

にも繋がるんじゃないでしょうか。

 

それにしても食べ過ぎた・・・

 

では、また~

 

大久保コリアンタウンで食べ歩き~サムギョプサル、ホットク、台湾スイーツ、マンゴー

こんにちは、shulinkです。

 

昨日、大久保コリアンタウンで

食べ歩きをしてきました。

 

肌寒い日に韓国料理が食べたくなったので、

昨年食べたサムギョプサルのお店に向かいました。

JR大久保駅を降りて、

大久保通りを歩いていて、間もなく、

さこりさんがするどく見つけた看板は、、、

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「コリアンキッチン 味ちゃん(まっちゃん)3号店」

昨年食べたお店は1号店でしたが、

3号店まであるということは繁盛しているんですね~

迷わず、このお店に入って、もちろん、

厚切りサムギョプサルのランチを注文しました。

そして、お昼から生マッコリで乾杯~

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厚切りの豚バラ肉が鉄板で焼けていくのは

興奮しますね~

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久々のサムギョプサル、うまいっ!

このランチには、チヂミ(キムチ)と

チャプチェ(韓国春雨)が付いてきます。

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さらに、サムギョプサルが終わった後に

作ってくれる鉄板チャーハンも食べて、大・満・足です。

これだけ付いてきて、一人前1500円はお得です。

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サムギョプサルの臨場感あふれるレポートは、

昨年の、さこりさんの記事をどうぞ。

 

isshukuippan.hatenablog.jp

 

 

続いて向かったのは韓国食材スーパー「ソウル市場」

その店内の屋台で、ホットクを買いました。

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スーパーの隅にある屋台ってのが現地っぽいです。

昨日は寒かったので、このホットクのアツアツが

ちょうど良かったです。それでも、買った直後は

アツアツ過ぎて食べれないので、ぶらりと散歩して

いる時に見つけた、紫陽花の前で記念撮影~

6月ですね~

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あずきホットクです。

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ホットク生地がモッチモチで弾力があって、

中味のこしあんの甘さとちょうど良く絡まって

美味しいです。

 

さらに、大久保コリアンタウンをウロウロして

いましたが、最後に行ったのが、JR大久保駅

にある、台湾スイーツのお店、

「有點甜 A Little Sweet(ア・リトル・スイート)」

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ここでは、添加物を一切使用せずにお店で

手作りされたものが食べられるそうです。

ドリンクはブラックタピオカミルクティー(ホット)

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「特製芋園(イモエン)5号」

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芋園(イモエン)+豆花(トウファ)+白玉+

パールタピオカ+緑豆+ゼリー+タピオカが

入ってます。

芋園とは、さつま芋や里芋、かぼちゃなどを餅状

にしたもので、写真ではオレンジや白色の円筒形

に見えるものです。白玉よりも弾力のある餅でした。

こちらは「豆花(トウファ)1号」

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豆花(トウファ)の上に

タロイモ+緑豆+タピオカが入ってます。

豆花は、初めて食べたけど、ほんのり甘い

杏仁豆腐のようで美味しいです。

 

最後に、マンゴースイーツが食べたくて、

お店を探したけど、なかったので、

食べ歩きの途中で見つけた食材屋さんの

店先に並んでいたタイ産マンゴーを買って、

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家で切って、スプーンですくって食べました。

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完熟で柔らかくて甘くて美味しかったぁ~

ちなみに、種はこんなに平べったいものです。

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マンゴーは初めて切ってみました。

いわゆる花咲カットではなくて、

マンゴーはラグビーボールのような長楕円体を

少し平たくした形をしていて、その平たい形に

合うように平たい種が入ってます。その種の

縁に沿うように包丁を入れて、ぐるりと一周

切れ目を入れます。切れ目を境にマンゴーを

両手で優しく持って、左右にひねって2等分

しました。これは桃でよくやるカット方法です。

これで、うまく切れました。

これも、カンボジア研修の成果です、多分・・・

 

isshukuippan.hatenablog.jp

 

 

台湾の美味しいもの、色々食べたくなって、

台湾に行きたくなりました。

なんか0泊で行けるらしいので、

週末にちょっと行っとくぅ~

と検討中です。

 

 

では、また~

 

養老孟司の本『半分生きて、半分死んでいる』を読んで考えたこと

こんにちは、shulinkです。

 

養老孟司の本『半分生きて、半分死んでいる』を読んで考えたことを書いていきます。

 

著者の主張には、以前から共感していました。

また、著者は脳科学に関する本を書いたり、TV番組で紹介したりもしていて、それら

にもよく接していました。改めて、最近の考えを読んでみて、自分に役立つことがある

かどうか探ってみました。

 

●現代人はスカウターの使い過ぎ

 銀行に行けば身分証を求められ、病院に行けば測定器具で計測されてから処置が始

まる。現在は情報化社会で、外界のものを情報として取り込んで、「意味に変換され

てしまう」ことが問題だと著者は主張しています。そして、その情報だけで判断して

しまい、現物から離れ、実体が分からなくなる。

 ボクはこのことを「現代人はスカウターの使い過ぎ」と表現しています。

スカウターについては、こちらの記事で。

isshukuippan.hatenablog.jp

 便利な生活に慣れると、身体や脳の使わない機能が増えます。生物は使わない機能は

省略していく傾向にあるので生活が痩せてしまう。これを解決するために、著者は長年

「平成の参勤交代」という、都市と田舎を行き来するようなライフスタイルを提案して

います。この提案を10年前くらいに知った時からやってみたいと思ってました。問題

は一年中、会社に行かなければならないこと。これが今の常識だからね。でも、昔は年

中オフィスで働いている方が珍しかったから、また未来には常識は変わるかも?

 

●本気のようで本気じゃない

 最近、タバコやアルコールを買う時に未成年ではないことを宣言するため、画面を

ピッと押さなければならない。誰もが馬鹿馬鹿しいと思っているだろうけど、法律で決

められたから仕方なくやっている感じ。誰が始めたのか?あのシステムを作った会社を

儲けさせるため?要するに、これは「言質を取って」いるんだと思う。

 最近、ボクの職場で帰宅時のチェックリストが始まった。

 ・机の引き出しに鍵はかけましたか?

 ・机の上に書類は放置していませんか?

小学生か!?

さらに、今月からオフィスに持ち込んではいけない携帯電話を持っていないかチェック

する、風紀委員みたいなのがうろつくらしい。関係ないけど、中学生の時には図書委員

として図書室の番をしてました。

 上記の例は、それぞれ、未成年の健康を守ったり、情報漏洩を防ぐことを目的にして

いたはずなのに、いつの間にか、小手先の手段になってしまって、そして、それを実施

したかどうかだけが大事で、トラブル発生時の責任をお客や社員に押し付けるために、

このチェックという作業があるのだと思う。だから、手段を目的にしてしてまって、当

初の目的を解決しようとしていないのではないか。

 

●人間と機械、どっちが大事なのよ!?

 デジカメによって、写真が手軽に撮れるようになって、写真が多過ぎて、整理できな

い状況になっている。さらに、写真はいっぱい撮ったけど、旅行の風景はさっぱり思い

出せないなんてこともある。それは体験よりも記録を重視しているから。ボクの場合、

ブログで旅行記を書く時に写真の整理もしながら、思い出を補完しているけど。

 「コンピュータなんて吹けば飛ぶようなもの」と著者は言うけど、スマホを手放せな

い現代人にはそんな風には思えないでしょう。それくらい仮想現実が現実になってしま

ったのでしょう。

 

●意識過剰

 意識で考えて、朝起きようとか、健康になろうとか、考えても無駄と言われると、

当たり前なんだけど、なるほどなと思う。それくらい現代人が自分の身体と心をコント

ロールしていると思い込んでいる。

 著者が聞いた医者の体験談を紹介していた。ある老夫婦のお婆さんが臨終を迎えた

時、お爺さんが凝っていた「気」の研究を試そうと医者の了解を得て、お婆さんに気合

いをかけたら、気合いをかけたお爺さんの方が心筋梗塞を起こして亡くなった。最初、

これを読んだ時、くすっと笑ってしまったけど、もう一度読むと、ホロリとした。微笑

ましい光景に思えた。意図しなかったかもしれないけど、長年連れ添った二人は同日に

ほぼ同時刻に亡くなったのだから。摩訶不思議な人生だなと。

 人生なるようにしかならないんだから、あまり計画的に考えても仕方ないと思う。最

近は1年以上先のことは考えなくなった。そして、今やりたいことを未来にとっておか

ずに今やるようにしようと思うようになった。

 

この本を読んで、大きく考えが変わったわけではないけど、以前から考えていたことを

補強できたと思います。

 

では、また~